岩手県唯一の
『金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区. 』
保存地区は東西690m、南北980m、面積約34.8haの範囲で
かつての要害と武家町のほぼ全域にあたります。
武家町内の小路はほぼ江戸時代のままで
鉤形や桝形、弓形の道路を組み合わせ城下町特有の形態を示しています。
各屋敷地はサワラヒバの生垣で区画され
北西方向にはエグネと呼ぶスギの屋敷林をはじめとして
様々な樹木が植えられています。
侍住宅は寄棟造茅葺の建物で
小路に沿った生垣と
その背後の屋敷林の合間から武家屋敷の大きな屋根が見える景観は
当地方の武家地の典型的な姿を良く伝えています。