日光市の足尾
足尾銅山は1550年(天文19年)に発見
江戸幕府直轄の鉱山として本格的に採掘され
当時の代表的な通貨である寛永通宝が鋳造されました。
1877年(明治10年)に古河市兵衛は足尾銅山の経営に着手
古河鉱業の経営のもととなり
20世紀初頭には、日本の銅産出量の40%ほどの生産を上げましたが
掘り出した鉱石を製錬する工場から排出される煙が大気汚染を引き起こします。
荒廃した山地を水源とする渡良瀬川は洪水を頻発し
製錬による廃棄物を流し、足尾山地を流れ下った流域の平地に流れ込み
水質・土壌汚染をもたらし、広範囲な環境汚染(公害)を引き起こしました。
足尾鉱毒事件で工場は撤退しています。
1973年(昭和48年)までに足尾の銅は掘りつくされて閉山
その後まちの人々は去り、衰退して空き家だらけです。
石狩市五の沢地区でも同じ光景見てきたので
福島もそうなるのか?そう感じてしまいました。
この街はこのままでいいのか?
日本一の銅産出量を誇り近代産業の発展に大きく貢献した足尾町
地域振興において近代産業遺産をどのように活用できるか
日光市と古河グループと私たちで何ができるか?
考えていきたいと思います。