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飛騨高山にて学ぶこと

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岐阜県の山間部に位置する高山市
東京から新幹線と特急を乗り継いで3時間半、
名古屋からでも特急で2時間半と、
決してアクセスがよいとはいえない高山。
国内外から多くの観光客が訪れます

飛騨高山は「古民家」が活かされています。

これらの「古民家」は1億でも2億でも買えません。
それ以上の価値があるというコトです。
しかし、全国と同じく誰も来ない空き家だったんです。

この通りも
ほんの20年前までは どちらかというと人里離れたところという印象でした。
デコボコ道が多く、高齢者などにとっては歩きにくい道でした。

そこで高山市は、「住みよい町は行きよい町」として、
どんな住民にも観光客にも居心地のいい街にしようと
あらゆるもののバリアフリー化を図りました。

その対象は、道路からトイレ、タクシー、そして言語にまで及びました。
その結果、現在では高山市の観光パンフは9ヶ国語に、
ホームページは11ヶ国語に対応しています。

さらにお客様の声や専門家の意見を取り入れたサービスマニュアル
「おもてなし365日」を発行するなど、
おもてなしの心を徹底しています。

そうした努力が実り、
高山市には多くの外国人観光客がやって来るようになったのです。

また、高山にはユダヤ人が多く訪れます。
杉原千畝氏の「ユダヤ人への命のビザ発給」功績を知る人が多く
記念館のある八百津町に多くのユダヤ人が訪れます。

高山と杉原千畝さんは全く関係ないですが
八百津の周辺には観光する場所が少く
代わりに高山に寄って、金沢に寄って京都へ行くのが人気です。

もともと高山市には
北アルプスをはじめとした大自然、数多くの温泉地
古き良き町並みなど潜在的な観光資源がたくさんありました。

しかし
京都や日光のように誰もが知っている観光地ではありませんでした。
もともとある資源を見直したことで
多くの観光客を呼び寄せることができたのです。

インバウンドにはコツコツの人間力大事なんですね。

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